「個人番号カード」作りました。

先日、個人番号カードの受領に区役所に行ってきました。役所の仕事ですから、当然平日の昼間しか対応してもらえないので、休暇をとり他の用事とまとめて済ませてきました。
事前にネット上で時間がかかるとの情報を得ていたのと、月末最終日で受領者が多いだろうとの予測で2時間待ちを覚悟していたのですが、現実には20分程度で終わりました。
私は京都の右京区(嵐山や東映の撮影所があるところ)在住なので、手続きは右京区役所で行ないます。右京区役所は、市営地下鉄の駅上、バスターミナルに面した利便性の高い場所で、体育館や図書館、分譲マンションなどが併設されている今風の複合施設内にあります。大変美しい施設なのですが、新しい庁舎にありがちな、広すぎてどこに何があるか分からない状態です。

都道府県により異なるのかもしれませんが、私の場合の手続きは、まず窓口の方に必要書類などを提出し、4種の暗証番号を記入する用紙と順番待ちの番号札を受け取ります。順番を待つ間に暗証番号を決めて記入しておくという段取りですね。手続きの順番がくると番号が呼ばれ、該当のブース(10区画程度ありました)で手続きを行ないます。各ブースには担当者1名と端末があり、端末はタッチパネルになっています。そこで指示通りに入力を行い個人カードを受領するという手順でした。

案の定というか予定通りというか、やはりいくつかの問題点がありました。
1. 暗証番号の記入を行なう場所がない。
2. タッチパネルの操作
3. 暗証番号を決める際の決まりごとと実際の入力が異なっている。
4. カードの有効期限

1. 暗証番号の記入を行なう場所がない。
受付で暗証番号記入用紙を受け取りますが、待合場所には長机1台と30脚ほどの椅子が並んでいるだけです。おそらく長机で記入を済ませ他の椅子に移る想定なのでしょうが、明確な区分けがないため長机で記入後そのままその場所で待つ方が大半で、ほとんどのかたは膝の上で記入されていました。

2. タッチパネルの操作
正直このタッチパネルのインターフェイスには驚きました。画面左側に、まるで紙ベースの記入用紙をそのままキャプチャしたかのような入力欄と、画面右側下部にキーボードが配置されています。キーボードはアルファベットがABC順に並んでいます(キーボードに不慣れな方はこれがいいのかもしれませんが)。同一画面内の入力欄とキーボードには強い違和感を覚えました。当然キーボードにタッチした結果が入力欄に入力されるのですが、微妙な距離感で、ものすごく不自然でした。せめてキーボードは独立したハードウェアを用意するべきではないでしょうか?
順番待ちの間に観察していたのですが、受領にこられている方は大半が高齢者で、スムーズに入力されている方はほぼゼロでした。おそらく年齢に関わらず係員の補助なしでは入力は困難かな。

3. 暗証番号を決める際の決まりごとと実際の入力が異なっている。
暗証番号は4種必要です。利用者証明用電子証明書・住民基本台帳・券面事項入力補助用の3種が4桁の数字、署名用電子証明書が英数字6文字以上 16文字以下。英字数字どちらも必要というおなじみの形式です。それはいいのですが、窓口の説明では前者3種(いずれも4桁の数字)は同一でも可ということでしたが、端末入力欄は最初から同一を想定しており、3種個別に設定するには一手間必要になります。だったら最初からひとつでいいじゃない。
受付で受け取る暗証番号記入用紙には、英字は大文字と注意書きがありますが、キーボードにはそもそも大文字しかありません。まぁそれはいいか。

4. カードの有効期限
カード自体の有効期限は10年ですが、埋め込まれているICチップの有効期限は5年とのこと。なんじゃそりゃ。5年で更新作業が必要なんだったら、カードの有効期限5年でいいじゃないですか。コストの関係かと思ったら、更新は有料とのこと。本当にわけがわかりません。

とまぁ見事なまでの役所仕事でしたが、わたしのような凡人にはおよびもつかない深い考慮と検証の上で決定されている手順かもしれませんので、文句はこのくらいで。
担当も十分な人数をそろえておられますし、対応もよかったですが、民間企業からくらべるとサービスに対する姿勢は相当遅れている感は否めません。

しかし、システムの恩恵を受けられるようになるころには、わたしも含めカードの受領に来ている高齢者はもうこの世に居ないんだろうなと思うと、なんか複雑ですね。

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